天地人の理

 


宇宙(天)があるから地球(地)が存在できる。

地球があるからそこに人間(人)が存在できる。

この順序を万物・森羅万象に当てはめると、大まかな流れを予測することが可能だ。


図の木は物事の始まりから大成までを表している。

止まり木や果実があるから、そこに鳥がやって来て種(糞)を落とす(天の流れ)。

種が落ちるから、そこに芽を出す植物がある(地の流れ)。

芽を出す植物があるから、そこに木が育つ(人の流れ)。


そういった流れや構造を人や組織、社会全体などに当てはめてみれば良い。

その時、「この場合の鳥は誰なんだろう?」「この場合の太陽は誰なんだろう?」「この場合の芽は誰なんだろう?」「この場合の木は誰なんだろう?」「この場合の果実は誰なんだろう?」と、思い巡らせることだ。

すると、その対象がどんな存在意義や役目を持っているか?や、これからどんな動きをするか?等がある程度分かってくる。

それぞれの持ち場が正しくない位置に存在することが分かったり、代わりにどんな働きをさせた方が良いか?という適材適所が分かったりもする。


発展的な話をするなら、芽や木に値する対象を発見した時に、そこに虫は着いていないか?と観察することも可能だ。

虫が余分な枝葉を食べてくれる場合もあるが、自ら剪定を行うべき時もあるだろう。

他にも、太陽の出る時間に何が起こるか?とか、雨を降らすのは誰か?と考えても良い。

雨は邪魔でも芽を出すために必要だし、降らなければ降らないで困る。

けれども、雨が降らない期間があった方が、植物の根は深く丈夫に張る。


こういった天地自然の関係性を踏まえた上で、組織や社会の動かし方を決定したり、調整したりして欲しい。

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