その連動を察知することができれば、身の回りのことから世界を知り、世界のことから身の回りのことを知ることが出来るようになる。
これを「アンテナを貼る」と言ったりもするが、単に情報収集するのとは訳が違う。
例えば、「天体の動きと個人の人生が連動している」というのが占星術の理屈。
確かに、宇宙の動きから様々な角度で統計データを取って、それを人類側のデータと照らし合わせれば、色んな相関関係を発見できてもおかしくはない。
そこから今の運勢を測ったり、未来を予測することが出来るというのは十分有り得る話だ。
天(宇宙)には意志があると言って良い。地球もそう。人もそう。
それは、あらゆるバランスの上に成り立っているから、全体的には平和的な方向へ進む。
その意志に逆らって自分勝手な生き方をしていると、天罰のような悪い出来事に見舞われるから辞めたほうが良い。
宇宙の動きに人間一人が勝てる理由がないんだ。
では、何をどうすると良いか?
やるべきは、「アンテナを構築する」ことと、「天道を知る」ことの2つ。
アンテナは人体として元々あるようなものだから、強化すれば良い。
そのためには身の回り、環境を整えること。
そして、体を整え、脳や心、精神、魂を整えること。
これで直覚と呼ばれる感知能力が高まり、感度が上がっていく。
しかし、天道(世の中の動き)を学ばなければ、確信には繋がらない。
世の中の動きは個人の集まりから成り立っている。
だから、社会全体の抽象的な学びだけではなく、一人一人からの世間話を聞いた方が良い。
あるいは、家々の装いや、その暮らしぶりに注目すること。
そうすれば、必ず個人から世界が見え、世界から個人が見えてくるようになる。
ただし。
察知して色々考え込んでいるところを周りの人間に悟られない方が良い時があるから注意。
仲の良い人たちや良心的で教養のある人の前ならむしろ気に入られるが、その逆なら変人扱いされるかもしれない。
まあ、楽しい勉強方法だから、悪い人間にはならないだろう。
コメント
コメントを投稿