扇風機要らない説。体温上昇、湿度上昇、喉の渇き、肌のベタつき


扇風機は部屋の空気を循環されるためにあるのであって、涼しく過ごすためにあるわけではない。

なぜなら、総合的には扇風機の風に当たった方が暑くなるからだ。


どういうことかというと、まず、風に当たると汗が乾いて体温が下がる。

しかし、それに対して体は体温を調整しようとするから、熱を作ってしまう。

すると、深部体温は上がり、また汗をかいてしまう。

そのまま風に当たっていると、水蒸気が大量に発生して、部屋の湿度が上がるから、また暑くなる。

そして、肌がすぐにベタベタしてきて、体感温度も上がってくる。

そしてまた汗をかく、なんてことをしている間に、今度はのどが渇いてきて、冷たいものが欲しくなる。

今度は深部体温が下がるから、体は大量の熱を作らなければならなくなり、どんどん暑さが増していく。


本当に涼しく、というか、いい状態で夏を過ごしたければ、実は長袖を着たほうが良い。

そうすれば服が汗を吸ってくれるし、肌からの水分が抜くにくくなって喉も乾きにくい。

更には、服の中の湿気のお陰で、体温が上がり下がりしにくくなるから、体温の代謝量が少なくて済む様になる。


そんなものだから、扇風機は集中して体温を下げなければならない時にす使うべきだ。

例えば、飲食店の厨房に何時間も立っていた人が休憩する時。

炎天下の中で作業をしていた職人が休憩する時。

夏にスーツを着て営業周りをしてきた人が、家に帰ってお風呂から上がった時。

こういう時に扇風機があれば良い。


家の中でゆっくりした時間を過ごしたいなら、できるだけ扇風機は使わないでいいよ。

相当暑いときは普通にクーラーをかければいいから。

一時の涼しさより、全体的な涼しさを優先したほうが熱中症にもなりにくい。

あとは部屋を広く使って、ものを置かずに風を通せば良い。


まあ、試してみれば分かる。

あまり水分補給しなくて済むようになるからね。

静かな家で過ごす夏は良いよ。

ノスタルジックな気分になれる。


それじゃあ。

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